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2025.04.10

【WordPress】よく使う関数まとめ

wordpress

WordPressでサイトのページを作る際、静的サイトとは違って、WordPressには独自の関数がありこれを利用することで、様々な値や文字列を呼び出すことが可能です。これをうまく利用することで、共通部分の作業負担を減らしたり、クオリティの高いサイト制作を行うことができます。
今回は、そのようなWordPressの関数の中でも、よく使われる関数について紹介させていただきます。

WordPressのサイト制作でよく使われる関数一覧

まずはじめに、WordPressはPHPというプログラミング言語で動作します。ですので、各関数はPHPの開始タグ「<?php」と終了タグ「?>」で囲むように記述します。

WordPress関数は、いつでもどこでも使用できるわけではなく、状況やページによっても使えるものと使えないものがあります。各関数の使用方法についても紹介しますので、ご自身でサイト制作を行う際の参考にしてみてください。

サイトURLを取得する「home_url()」

サイトのURLを取得するときに使用するのが、「home_url()」という関数です。サイト内にメニューやリンクなどのボタンを配置したときによく使います。外部リンクではなく、内部リンクでサイトURLを指定したい場合に使用してください。
基本的には下記のような場面・記述で使用します。

<!--TOPページへのリンク-->
<a href="<?php echo home_url(); ?>">TOPページに戻る</a>

<!--下層ページへのリンク-->
<a href="<?php echo home_url(); ?>/company/">会社概要</a>

WPテーマまでのディレクトリを取得する「get_template_directory_uri()」

この「get_template_directory_uri()」は、WPテーマまでのディレクトリを取得したい場合に使用します。主に独自テーマなどで、テーマディレクトリ内に画像やCSS、jsファイルがある場合などに使用することがあります。
基本的には下記のような場面・記述で使用します。

<!--テーマディレクトリ直下に「img」ディレクトリ、さらにその下に画像ファイルがある場合-->
<img src="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/img/sample.jpg" alt="">

<!--テーマディレクトリ直下に「css」ディレクトリ、さらにその下にcssファイルがある場合-->
<link rel="stylesheet" href="<?php echo get_template_directory_uri(); ?>/css/style.css">

header.phpの内容を取得する「get_header()」

これも独自テーマを使用している場合に、使用頻度の高いWordPressの関数になります。ヘッダーの内容をheader.phpに記述し、その内容をfront-page.phpやarchive.php等、各ページで取得する場合に記述を追加します。
下記のように記述します。これでdivタグの上にheader.phpの内容が表示されるようになります。

<?php get_header(); ?>

<div class="contents"><!--コンテンツの内容--></div>

footer.phpの内容を取得する「get_footer()」

これは、「get_header()」と同じように「footer.php」の内容を取得したい場合に使用します。ページ用phpに「get_header()」と合わせて使用することが多いです。
「get_header()」と合わせて下記のように記述します。これで、divタグの上にheader.php、divタグの下にfooter.phpの内容が表示されるようになります。

<?php get_header(); ?>

<div class="contents"><!--コンテンツの内容--></div>

<?php get_footer(); ?>

ショートコードの内容を表示する「do_shortcode()」

「do_shortcode()」はショートコードの内容を表示したい時などに使います。固定ページや投稿のブロックエディターからショートコードの内容を表示できるので、既存テーマやノーコードでのサイト構築の場合はあまり使いませんが、独自テーマでお問い合わせページのフォーム作成にContact Form7を使用したり、その他、ショートコードが生成されるプラグインを使用する際に使うことがあります。
下記はそのContact Form 7を使用した場合の記述例になります。
※Contact Form 7等のショートコードを「[…]」の部分に置き換えて使用してください。

<div class="contents">
    <h2>お問い合わせ</h2>
    <p>弊社へのお問い合わせは下記フォームより送信してください。</p>
    <?php echo do_shortcode('[contact-form7 id="000000" title="form"]'); ?>
</div>

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