WordPressのMW WP Formプラグインは既にサポートが終了しているプラグインですので、フォーム作成時はContact Form 7など別のプラグインの使用を推奨しますが、何らかの理由でやむを得ず、MW WP Formを使用している場合はこちらを参考にしてください。
MW WP Formでエラーメッセージの内容を変更する
既に一度、基本的なフォームを作成している想定での説明となりますが、下記のようなフォームがある場合、
<dl class="form-wrap">
<dt class="form-wrap__dt">お名前<span>必須</span></dt>
<dd class="form-wrap__dd">[mwform_text name="name" size="60"]</dd>
<dt class="form-wrap__dt">フリガナ<span>必須</span></dt>
<dd class="form-wrap__dd">[mwform_text name="kana" size="60"]</dd>
<dt class="form-wrap__dt">会社名</dt>
<dd class="form-wrap__dd">[mwform_text name="company" size="60"]</dd>
<dt class="form-wrap__dt">お問い合わせ内容<span>必須</span></dt>
<dd class="form-wrap__dd">[mwform_textarea name="comment" cols="50" rows="5"]</dd>
</dl>
フォーム内容の下に項目ごとにバリデーションルールを設定する下図のような部分があります。

こちらは通常通り、バリデーションを設定したい項目にチェックを入れます。
次に、エラーメッセージを変更したい項目のタグを変更していきます。
今回は、例としてフリガナの項目に「全角カタカナで入力してください。」のような文言を表示する場合での手順を説明していきます。
<dl class="form-wrap">
<dt class="form-wrap__dt">お名前<span>必須</span></dt>
<dd class="form-wrap__dd">[mwform_text name="name" size="60"]</dd>
<dt class="form-wrap__dt">フリガナ<span>必須</span></dt>
<dd class="form-wrap__dd">[mwform_text name="kana" size="60" show_error="true"]</dd>
<dt class="form-wrap__dt">会社名</dt>
<dd class="form-wrap__dd">[mwform_text name="company" size="60"]</dd>
<dt class="form-wrap__dt">お問い合わせ内容<span>必須</span></dt>
<dd class="form-wrap__dd">[mwform_textarea name="comment" cols="50" rows="5"]</dd>
</dl>
ハイライト表示されている上記7行目が、フリガナのフォームタグになるので、タグの終わり「]」前に、「show_error=”true”」と追記します。
これで独自に設定したエラーメッセージを表示するためのMW WP Form上での設定は完了ですので、一旦保存しておきます。
次にテーマファイル内の「function.php」を変更していきます。
function validation_rule($validation, $data, $Data) {
$validation->set_rule('kana', 'katakana', array('message' => '全角カタカナで入力してください'));
return $validation;
}
add_filter('mwform_validation_mw-wp-form-45', 'validation_rule', 10, 3);
上記の記述をご自身の「function.php」に追加してください。
注意するべき点として、2行目、
$validation->set_rule('kana', 'katakana', array('message' => '全角カタカナで入力してください'));
return $validation;
//第1引数「'kana'」はフォームの項目名、第2引数「'katakana'」は予めMW WP Formで決められている名前、第3引数でメッセージ内容を入力できます。
上記のコメントアウトに記載があるような内容を自身の環境に合わせて設定してください。
第2引数の「katakana」はバリデーションを設定した項目によって内容が変わります。
よく使うものは下記に記載しておりますので、バリデーションを設定したい項目に合わせて変更してください。
- 必須項目:noEmpty
- 必須項目(チェックボックス):required
- 半角数字:numeric
- 半角英字:alpha
- 半角英数字:alphaNumeric
- カタカナ:katakana
- ひらがな:hiragana
- ひらがな または カタカナ:kana
- 郵便番号:zip
- 電話番号:tel
- メールアドレス:mail
- 日付:date
- 日付(年月):month
- サイズ制限:fileSize
また、5行目で、
add_filter('mwform_validation_mw-wp-form-45', 'validation_rule', 10, 3);
「mwform_validation_mw-wp-form-45」の「45」の部分はフォーム作成時に生成される「key=”00″」の数字を入力してください。
これでフォームに間違った内容を入力したときに、下図のような設定したエラーメッセージが表示されるようになります。
