デザインを元にコーディングを行う時などに、デザイン内のテキストにカーニングの調整がされていることがあります。カーニングが設定されていると文字間の隙間が詰められるため、実際のサイト上の表示と異なってしまいます。
このような場合は、下記のような記述を加えることで解決できます。
「letter-spacing」を使用して文字間を調整
最初に紹介する方法がCSSプロパティの「letter-spacing」を使用する方法になります。letter-spacingは、文字間を広げる、狭くすることができるCSSプロパティです。
letter-spacingで文字間を広げる
<p>これは、わたしが小さいときに、村の茂兵(もへい)というおじいさんからきいたお話です。</p>
p{
letter-spacing:1px;
}
これは、わたしが小さいときに、村の茂兵(もへい)というおじいさんからきいたお話です。
letter-spacingで文字間を狭くする
p{
letter-spacing:-1px;
}
これは、わたしが小さいときに、村の茂兵(もへい)というおじいさんからきいたお話です。
文章内の一部テキストに反映したい場合は、その部分をspanタグ等で囲んだ上で「letter-spacing」を指定すれば部分的に指定することができます。
「font-feature-settings」を使用して文字間を調整
次に紹介する方法がCSSプロパティの「font-feature-settings」を使用する方法になります。
イラストレーターでメトリクスのカーニング設定がされている場合は、こちらのプロパティがおすすめです。
前項と同じく、ごんぎつねの例文で説明していきます。
font-feature-settingsでカーニングを設定する
p{
font-feature-settings:"palt";
}
これは、わたしが小さいときに、村の茂兵(もへい)というおじいさんからきいたお話です。
「font-feature-settings」を指定するとカーニングを適用させることができます。全角記号使用時にできる隙間も詰めて表示されるので、デザイン通りの見た目にすることができます。